【後編】10日間刑務所に入ってきました(ヴィパッサナー瞑想@シンガポール)

マスタングです。

では、ヴィパッサナー瞑想合宿本編ということで、
僕が瞑想合宿でどんなことをしたか?

そして、瞑想で覚醒した話をしていこうと思います。

 

前編がまだの方はこちら

人生迷っていたら大富豪に瞑想を勧められた話↓

【前編】10日間刑務所に入ってきました(ヴィパッサナー瞑想@シンガポール)

シンガポールに到着!フェリーで合宿会場の島へ!

成田空港からシンガポールへ7時間

シンガポールのチャンギ国際空港へ到着!

地下鉄で街まで移動して、フェリーで会場であるSt.John’s Island(セントジョーンズアイランド)に行きます。

 

これはEZ-LinkというシンガポールのSuica的なもの。

駅で購入して、チャージすると地下鉄やバスに乗れます。

 

そして、合宿場所であるセントジョーンズ島に向かうため、マリーナ・サウス・ピアという港に行き、フェリーに乗り込み!

 

ちなみにフェリーのチケットはネットで予約したんですが、瞑想合宿の運営さんから、このフェリー会社の14:00発のやつに乗ればいいよ〜とメールが来てました。

運営さんは他にもわからないことをメールで送るとすぐ返してくれて、親切でありがたかったです。

 

島に上陸!

いよいよ島に上陸しました。

ここから10日間投獄されます。

 

フェリーを降りたら、知らないおばちゃんが

「Be strong!(強くなってこいよ)」

とすれ違いざま応援してくれました 笑

 

こういうフランクに話しかけてくれるところが外国っぽくて僕は海外好きです。

 

港を降りて、どこにいけばいいのかなー?
と思っていると、

なにやらみんな同じ方向に歩いていて、
もしやこれは合宿参加者たちなのでは?
と思い、ついていくことに。

そうしていると、ありました!
ヴィパッサナーの文字が!

 

7分ほど歩いていると、つきました。
ここが合宿会場のようです。

 

到着すると、受付の人がいて、
英語で話しかけられて資料を渡されました。

これがスケジュールらしい

朝の4時から起床して、夜の9時まで瞑想です。
これが10日間繰り返されます

 

参加者は男性20人、女性30人くらい?

全体で50人くらいいました。

年齢もバラバラで20代前半の人もいれば、60代ぐらいの杖をついて歩いてる人もいました。

 

合宿会場はこんなところ

ちなみに合宿会場はこんなところでした。

到着して割とすぐにスマホ回収されたので、合宿後に撮ったやつですが、こんな感じでした

 

寝るところはこんな感じです↓

キャンプサイトを借りてやってるらしく、建物自体は密閉性ないです。

網とかなので、虫もヤモリも全然侵入できます。

ですが、ヤモリはいるけど別に近づいてこないし、虫も蚊ぐらいしかいないです。

最初はうわーこんなとこで生活するのかーと思ってましたが、意外と住めば3日もすると慣れますw

 

瞑想合宿スタート!!

ということで、いよいよ合宿がスタートしました。

まずは英語と中国語のオリエンテーションで
スマホ、PCダメだよ、人と会話しちゃダメだよといった注意事項や、これからのスケジュールの説明があり、

ヒアリングシートに
プロフィール(参加した理由、生年月日、薬物やってないかアル中じゃないか、メンタル系の病気かどうか)を記入し、

スマホが没収されました(絶望)。

 

スマホ、PCダメ、人との会話もダメな理由

ちなみに、この瞑想合宿は

スマホ、PC、読書もダメで
人との会話や目を合わせることもダメ

という、あらゆる情報から断絶させるのが特徴なのですが、

なんでそこまでしなきゃいけないんだろう〜?

と思ってたのですが、理由がわかりました。

 

それはなぜかというと、

外界の情報に触れる=精神が乱れる

からです。

 

例えば、スマホにLINEなど連絡が来てたら、なんて返そうかなとか考えたり、返信きてるかな?と気になってしまいます。

ネットニュースなどでネガティブな情報を見たら、それが気になって瞑想中に考えごとをしてしまいます。

 

SNSで友達が美味しそうなご飯食べてたら、あー今頃友達はなにしてるのかなー?と気になったりします。

本を読んだら、読んだ内容について考えてしまう。

 

人と話したら、例えば

「ねーねー瞑想してる時どんな感じ?」

「俺は体に電気のようなものが走ったよ」

「えーいいなー!俺はそんなのまだないや〜」

こんなおしゃべりをして、他人と自分の比較が始まります。

 

目を合わせてアイコンタクトをすると、
例えば、相手がそれに反応してくれたとか、
反応してくれないとかで
喜んだり凹んだり一喜一憂します。

 

こんな風に、ポジティブな情報であれ、ネガティブな情報であれ、
外界から情報が入ることで、僕たちの思考は奪われ、心は簡単に一喜一憂してグラグラするんですね。

 

この瞑想の1つのゴールは良いことにも悪いことにも反応しなくなる。

というのがゴールです。

 

ですが、集中できない環境で実践すると、せっかく10日間も時間を割いて来ている修行の効果が半減してしまいます。

 

また、僕たちは何か悩みや困りごとがあると、その解決策を外に外に求めがちです。

ですが、この瞑想法のベースとなる考え方は

答えは外ではなく内にあり、
徹底的に自分と向き合うことでしか問題は解決しない。

なので、

 

瞑想中は精神が安定した状態で、一切思考せず、

・徹底的に呼吸の観察
・体の感覚の観察

をする必要がある。

 

だから、修行のさまたげになることは取り除く。

という理由なのだそうです。

 

僕はこれを聞いて、めちゃめちゃ完成度高いなと思いました。

僕は人に物事を教える仕事をするからわかるのですが、
今までたくさんの人が実践して、ものすごい数のトライアンドエラーをして、ようやく今のやり方に落ち着いたんだなということが伝わってきました。

そんな素晴らしいものに出会えたことに感謝をし、この10日間真剣にこれに向き合おうと思ったのでした。

 

瞑想0日目:早速何言ってるかわかんねえ、、、

さて、瞑想スタートです。

今回は10日間の瞑想合宿ですが、
初日と最後の日はカウントされないので実質は12日間です。

ということで、到着後、
オリエンテーションが終わり
夕食が出てきて1時間の瞑想タイムです。

 

瞑想は基本的に1つのホールに集まります。

男女のエリアは区切られていて基本女性とは会うことがないのですが、この瞑想タイムの時だけ1つのホールに集まります。

 

合宿後に撮影したので片付けが終わっちゃった後の写真ですが、ホールの左側が男性側。ここに青色の座布団がバーっと敷き詰められています

 

ホールの右側は女性側

 

で、英語の音声でやり方が説明されたのですが、

何言ってるのか早速わからない、、、、(;´д`)

 

なんでだ?
英語もうちょい聞き取れるはずなのに、全く何言ってるかわからない

 

明らかテレビや映画で聞くアメリカ系の発音と違うのです。

やべえ、、、大丈夫かな、、、、と

早速不安マックスですが、
とりあえず来る前にネットで予習した瞑想合宿の体験記事には

呼吸に集中すると書いてあった気がしたので、

とりあえず呼吸に集中してみました(合ってるかはわからない)。

 

やべーこの先もっと難易度上がっていったら絶対ついていけないぞ、、、

そんな不安に駆られながら瞑想時間が終了。

21時になり、寝る時間です(はや)

 

明日は4時起きなので
さっさと寝ることにしました。

 

1日目:脚が、脚が、、拷問のような長い1日

朝4時、ゴーン、ゴーンという鐘の音で起きました。

歯磨きして顔洗って4時半から6時半まで瞑想です。

この日の瞑想はとにかく、

眠い!痛い!でした。

 

もう、、とにかく、、、眠い!!

瞑想してると眠くなって意識が遠のきます。

頭をガクッガクッとさせながら、眠気と戦いました。

 

そして、脚が痛い!!!!
足は痺れるは、締め付けられるはで拷問を受けてるような痛みです。

やべーこれを今日ずっとやるのか、、、、

 

眠いわ痛いわで絶望しながらも長い長い2時間を乗り切りました。

 

で、それが終わると朝ごはんタイム

ベジタリアン料理で
野菜炒めみたいなやつとご飯でした

スマホ没収されたのでイメージ図↓

 

ベジかーまずそうだなーと思って
パクっ

うまい!なんだこれは!
レベルたか!!
すごく味付けが上手

スパイスとか調味料がうまい
店出せるレベル

野菜だけなのに全然満足

この時は瞑想がしんどくて
ご飯が美味しいことが唯一の癒しでした。

 

そして、ご飯を食べたらまた瞑想

説明が英語なのでよく分からない

日本の瞑想合宿に参加した人の体験記でさらっと予習したので、なんとなく呼吸に集中するんだろうなとは思うけど、合ってるのかよーわからん

 

で、お昼に先生へ個別質問できる時間があったので、質問しに行きました。

ただ、質問するのも怖かったです。
お前全然わかってねーじゃねーかと、怒られないか不安だった。

ですが、英語がわからんからこそ、ついていくためには疑問点を解消しなくてはいけないと思い、質問しました。

 


「今修行で何をすればいいのか分かってないんですが、何するんですか?
呼吸に集中?」

 

先生
「そう、とにかく呼吸に集中。
鼻から息を吸った時の、鼻の中を通る空気の感覚を感じるのだ」と

身振り手振りで会話しながらなんとなくやるべきことがわかりました。

 

 

なーんだ簡単じゃん♪

聞いてよかった!
異国の地でわからないことを先生に質問する、これも成功体験だ。

そんなことを思いつつ、
午後の瞑想でルンルンで言われたことに挑戦しましたが、

これがまた難しい。。。。

 

鼻を通る空気を観察する。

たったこれだけのことなのに、全然できません。

集中していられるのは数秒で

3秒もすると
友達のことや仕事のこと、
過去のことが自然と頭に浮かんでしまいます。

 

未来を考えたり、妄想していたと思えば、
次は過去に起こった出来事を考えている。

今この瞬間に集中しないといけないのに、
思考が数秒単位で
未来や過去に行ったり来たりしている自分に気づきました。

 

未来でもなく過去でもなく、
瞑想してる今この瞬間に集中し、
感覚だけに集中する。

こんな簡単そうなことが
全然できないことに衝撃を受けました。

 

1日の終わりには1時間半ほどの講義の音声を聞くのですが、その音声でも

 

「瞑想をしてみて、私たちの心がどれほど自分の言うことを聞かないかが分かったでしょう。

私たちは心に猛獣を飼っています。

例えば、ゾウは体が大きく力も強いですが、
本気になれば簡単に人を踏み潰して殺してしまうことができます。

しかし、訓練をすることで
人間が像をコントロールすることができます。

もし訓練しなければ人間の言うことなど全く言うことの聞かずに暴れ回ってしまうでしょう。

 

それと同様に、私たちはこの全く言うことの聞かない「心」という猛獣を自分の内側に飼っているのです。

訓練して心をコントロールできるようになれば、
それはあなたの人生をより素晴らしいものにしてくれますが、

コントロールできなければ、誰かのたった一言で気持ちが浮き沈みしたり、怒ったり悲しんだり、世の中の色んなことに影響されて、あなたの人生が惨めなものになってしまいます。

だからこそ、心の訓練が必要なのです。」

 

こう言っていて、うわこれビジネスでも一緒じゃんと思いました。

僕は起業やマーケティングの指導をしていますが、ビジネスなんて結局、成功するかどうかはマインド(心)で決まります。

 

マインドが良ければ元の頭が悪かろうと、知識がなかろうと、ちゃんと勉強して実践すれば上手くいきます。

でも、上手くいかない人は大体マインドが微妙で、起こってもない問題を勝手に妄想してネガティブになり、行動しようとしません。

 

例えば、昔の僕がそうでしたが、

SNSのフォロワーも全然少ないし、サイトのアクセスも全然いないのに「これ投稿したら誰かに批判されないかな?」と誰かに批判されることばかり気にしたり、

1円も稼いでもないのに「稼いだら税金大丈夫かな?」と税金の心配をしたり。

 

批判されるんじゃないか?とか税金がどうとか起こってないことを心配するよりも、とりあえず世の中の人に知ってもらえるよう動きまくり、1円でも稼いでみるのがビジネスでは大事です。

 

瞑想もビジネスも

起こってもない未来のことを妄想して心配するのではなく、今に集中して、今この瞬間に起こっている現実にだけ目をむける。

というのが大事で、本当これだと思いました。

 

これまで色んな挑戦をして色んな成功体験を得てきて、昔よりは遥かにビビらなくなりましたが、やはり今でも起こってないことを心配したり不安になってビビることはあります。

 

しかし、瞑想をすることで、一喜一憂して勝手に暴れ回る心をコントロールできるようになり、今起こってる現実にフォーカスできるようになる。

 

これはめちゃめちゃ人生にインパクトある重要なことだと思い、頑張ろうと思いました。

 

そして、眠気と脚の痛みと戦いながら、夜の9時になり、長い長い1日が終わりました。

座ってるだけなのにヘトヘトです。

あと9日か、長いなあ、、、、

その日は泥のように眠りに落ちました。

 

2日目:英語ができなすぎて呼び出される

2日目は事件が起こりました。
呼び出される事件です。

瞑想ホールに集まって瞑想する時、
先生に現状どんな状況かを話すのですが、

 

先生「もにゃもにゃもにゃもにゃ」

僕「???
(全然何言ってるか聞き取れねえ、、、)

ソーリー?(もう一度言ってもらえますか?)」

 

先生「もにゃもにゃもにゃ」

 

僕「???」

あまりに意味わからないので、
「すみません、僕は英語が苦手で先生が何言ってるかよくわかりません」

というと、

先生「は?お前英語わかんねーの?」

という反応になり、変な空気になりました。

あまりに話が通じないので、
先生から「もういい、行け」という感じになり、
その場をやり過ごします。

 

やばいやばいやばいやばいやばいやばい
全然何言ってるか聞き取れねえ、、、

どうしよう

 

そして、昼、運営を担当する
マネージャーに

「お前ちょっと昼先生のところに来い」

呼び出され、

先生、マネージャー、僕

の三者面談になりました。

 

マネージャー
「君、英語できるんじゃないの?
最初に書いたヒアリングシートに英語出来るって書いてるよね?
本当は英語わかんないの?」


「・・・」

本当は
「いやー、英語はわかるはずなんだけど、あなた達の発音が聞き取れないんだよなあ、、、」と言いたかったが、

あんた達の発音が聞き取れない、というのは、もしかしたら失礼に当たるんじゃないかな?と思い、何も言えずにいました。

 

するとマネージャーがヒアリングシートを見て、

マネージャー
「あれ?
でもこの申し込み用紙にはちゃんと普通に英語かけてるな?

ん?どゆこと?

てか、学歴の欄が空欄だな
まずこれ書いて」

 

僕「あ、はい」

Master of engineering(工学の修士課程)

マネージャーに渡すと、

 

マネージャー
「は!!?お前マスター(修士)でてるの!?

先生、こいつマスター出てるらしいですよ!?」

 

先生
「まじか、じゃあこれ読める?」


「はい、うんちゃらかんちゃら』

先生
「は?英語できんじゃん?文章も書けるし。どゆこと?」

 

いやー英語はわかるんだけど、
あなた達の発音が理解できないって言いづらいなーと思いつつ、

めちゃめちゃオブラートに包んで、


「ほら、英語ってエリアによって発音違うじゃないですか?
アメリカンイングリッシュとか
オーストラリアのイングリッシュとか

先生やマネージャーの発音に慣れてなくて聞き取れなくて、、、」

 

マネージャー
「あーなんだそういうことか!」

先生
「マスター出てるなら大丈夫やな
おけおけ、もう行っていいよ」

と、解放されました。

 

起業してからというもの学歴なんていらねーだろと思ってる僕でしたが、今回ばかりは学歴に感謝しました。

マスター出てるってだけで世間ではちゃんとした人間扱いされて、帰らされなくて済んだわけです。

 

異国の地では言語が通じないからこそ、分かりやすい信用材料が大事なんだなと思いました。

例えば、学歴とかお金持ってるとかって大事なんだなと。

知らない国の人からしたら、相手がまともな人間かなんて判断できようがありません。

同じ国同士の人だったら、なんとなくこの人は大丈夫そうとか、この人はやばそうとかが雰囲気で分かるけれど、外国人だと分かりません。

 

そんな時に、

・学歴がある=まともな教育を受けている

・お金がある=人間性は知らんけど、支払い能力はある

ということがわかります。

 

海外の方が、相手がどんな人間かわからないからこそ、分かりやすい社会的価値が大事になるんだなと思いました。

貧乏なのに大学院まで進学させてくれた親に感謝です。

 

で、僕が言いたいのは、
学歴は大人になってから得るの大変ですが、
お金は何歳からでも得られる。

ということです。

 

なので、学歴ねーなーという人は
自分で起業すれば学歴なくても
お金を得られるので、

お金を稼ぐというアプローチで
社会的信用を作っていけば良いと思います。

 

起業して自分で稼いでいくやり方については
僕のLINEマガジンで語っているので、
興味ある方はぜひ見ておいてください。

無料のLINEマガジンはこちら

 

で、相変わらず瞑想は脚が痛いですが、慣れてきたのか少しずつですが痛みが薄くなってきました。

 

あと、8日、、、

まだまだ道は長い、、、

 

3日目:瞑想による変化、4Kカリカリの世界が訪れる

3日目にもなると、瞑想による変化が感じられてきました。

それが視覚、味覚、聴覚の変化です。

瞑想終わりに外の景色を見ると、世界の見え方が変わりました。

視覚の解像度が上がって、よりはっきり細部まで見えて世界が超綺麗に見えるのです。
僕はこれを4Kカリカリ現象と言っています。

視界がまるで4Kテレビのように、解像度が上がってめっちゃクリアに、そして鮮やかになるのです。

世界が美しい。。。

 

以前アヤワスカという地球最強の幻覚剤を飲んだ時にも、同じように世界の解像度が極限まで上がって、世界が超美しく見えるという現象はありましたが、

シラフで何も摂取せずにこれが見れるのは超素晴らしいことだと思いました。

 

アヤワスカって何?って人は、こちらの記事をどうぞ。
南米のペルーで地球最強の幻覚剤を飲んだ時の話

 

いやーすごい、木が風で揺れるのを見てるだけで、ものすごく動きが美しくて、ずっと見ていられます。

脳の処理能力が上がっているのか、木の葉っぱ1つ1つの動きが頭に入ってくる感じ。

 

そして、気持ちも違います。

なんだか穏やかな気持ちで、心の水面がシーンと静かになっている感じ。

こんな穏やかな気持ちで日々過ごせたらどれだけ幸せなんだろう。

きっと戦争とかケンカとかなくなるんじゃないか。

という気持ちになりました。

 

そして、味覚も変わった感じがします。
味の感じ方が鋭くなって、細部までわかるようになりました。

たぶんですが、デフォルトの集中力が上がって
それによって視覚も味覚も感度が上がってるんだと思います。

 

うわー瞑想すげえ、、、

世界ってこんなに美しかったんだ。

 

脚の痛みにも慣れて、眠気も感じにくくなり、進化してる感が出てきて瞑想が楽しくなってきました。

 

しかも!
耳が慣れてきたのか英語も聞き取れます!!

あんなに聞こえなかったのに1つ1つの単語がクリアーに聞こえます。

聴覚まで!!!!やった!!

 

そして、気づきました。

1日中他のことは一切せず、瞑想だけに没頭して修行できる10日間なんて、自分の人生の中で、後にも先にもあるだろうか?

俺は今、めちゃめちゃ贅沢な人生の時間を過ごしているんじゃないか?

 

そう思うと、より瞑想を頑張ろうと思ったのでした。

 

4日目:新技を習って、新しいステージへ

4日目になると、ついにヴィパッサナー瞑想を教えてもらいました。

逆に今までのはヴィパッサナー瞑想じゃなかったんかい!って話ですが、感覚を鋭敏にするための基礎トレだったようです。

 

基礎トレ段階では
鼻周辺だけに意識を集中して、呼吸によって鼻腔を通る空気の感触や温度、息が鼻の下に触れる感覚を感じて、

限定したエリアで感覚を研ぎ澄ますというものでした。

このエリア↓

 

そして、ヴィパッサナー瞑想では、その研ぎ澄ました感覚を
頭、首、二の腕、前腕、胸など体のいろんな部位に順番にフォーカスして感じるというもの。

例えば手首にフォーカスしたなら、手首の表面を流れる空気の流れや圧力、温度を感じます。

 

はっきり言ってむずいです。

意識があっちこっち飛ばないようにしながら、繊細な感覚を移動させながら感じ続ける

ものすごい集中力を使います。

 

いよいよ明日は5日目、折り返し地点です。

最初の3日まではめっちゃ長く感じましたが、徐々に生活に慣れてきて、1日がどんどん早くなってきました。

 

そして、焦ります。

 

前編の記事にも書きましたが、

僕がこの合宿に参加した目的は、
瞑想で自分の精神をピュア度が高い状態にして、お金とか関係なしに魂からやりたいと思えることは何か?

を見つけるということでした。

 

しかし、まだそれらしきものは見つかっておりません。

こうしたら儲かるかなとか、これは儲からなそうだな。と自然にマネタイズのことを考えてしまいます。

我欲や執着が残っているのです。

 

残り期間までに、お金抜きにして魂が響くことなんて見つかるんだろうか?と不安になりました。

 

・・・が、やるしかありません。

進むしかないのです。

 

5〜9日目:ひたすら瞑想、そして覚醒。純度100%の境地へ

あとはもうひたすらヴィパッサナー瞑想の訓練です。

日が経つにつれ、感覚の鋭さが増してきました。

ほぼ無風状態でも、ほんの微かな風の流れや空気の感覚を感じられるようになりました。

 

そして、心が浄化されていってるのか、頭の中に浮かぶ雑念が、より根深いものになってきました。

1日目や2日目はライトな直近の考え事だったのが、だんだん昔のことでディープになる感じ。

 

根深いものだから暴れ出す勢いもすごいです。

ちょっと書けませんが、気を抜くと思考が勢いよく走り出して、過去のムカついたことや人に対して、過激派テロみたいなことを考え始めます。

 

おっといけないと思い、
興奮する動物を「どう、どう」と落ち着けるように、
その雑念を観察して、何もせずに消えるのを待ちます。

 

そんなことをやっていたら、集中力が続くようになってきて、
8日目あたりにはずっと最初から最後まで全集中状態で「あ、今回いけたわ」というタイミングがありました。

その時は、不思議な感覚で、ものすごく心が穏やかで、あらゆることに感謝が湧いてきて、なぜか涙が出てきました。

心が純度100%の状態になりました。

 

我欲が消え去り、

「もう僕のことなんてどうでもいいんで、どうか世界の皆さん幸せになってください。

みなさんが幸せになってくれることが僕の幸せですから」

という気持ちになりました。

 

そして、

世界のみんなを幸せにすると真剣に考えた時に、課題が死ぬほどあるなー。と

感じました。

 

てか、絶対残りの寿命で間に合わないよね?
一人でできることなんて限られてるし、もっと仲間集めないと無理だ。

その前に、世界の人々が幸せになる上で一番重要度が高いことってなんだろう?

まずこの世界の課題を知らないと話が始まらないな。

 

・・・と、世界の人が幸せになるには何が必要なのか?

を真剣に考えるようになりました。

 

この時には一切の我や私欲が消えて、ただただこの世界の人々に幸せになってほしい。そしてその幸せが一過性のものではなく、自分の死んだ後もできるだけ長く続いてほしい。

という、願いのような気持ちが湧いてきました。

 

じゃあ具体的に何をやるの?ってとこまでは
まだ落とし込めていませんが、

自分が死んだ後も世界が幸せな状態を続けるためには、人々の精神が愛と利他で満ちる必要があると感じたので、教育は大事かなと思っています。

 

あと、この境地まで至らせてくれた瞑想は非常に素晴らしいと思うので、もっと瞑想を広めたいと思いました。

 

これはシンプルに心から思うことであり、お金がどうとか関係なくやりたいと思ったことです。

 

ああ、魂に響くことってこういうことだったのか。。。

この核となる気持ちを大事にしつつ、
じゃあビジネスとか経済的なものとどう融合していくか?

がこれからの課題だなと思います。

 

そして、大事だなと思ったのは、
心の綺麗な状態を保つということです。

人は一緒にいる人に大きく影響されます。

こんなに心が綺麗な状態は、
外に出たら絶対汚染されてすぐ戻ってしまうので、外の世界でもできるだけピュア性の高い人たちと一緒にいよう。

と思いました。

 

10日目:瞑想最終日、沈黙からの解放

10日目は誰とも会話してはいけない沈黙から解放されて、会話が許可されました。

みんなワーっと話し始めます。

僕も周りの人に話しかけて、「なんでこの合宿来たの?」と聞いてみました。

 

いろんな人がいました。

・昔から瞑想に興味があった人、
・大学院を卒業して今暇だからノリで来た人
・転職やこれからの人生を考えたいから来た人

 

連絡先やインスタも交換したりして、
瞑想という共通点を通して海外でも友達ができたのが、すごく嬉しかったです。

 

ちなみに、これまで一言も話してはいけなかったのに、なぜ最終日だけ話して良いのか?というと、

10日間瞑想→いきなり元の生活に戻る

だと、これまでの修行僧みたいな生活とのギャップが大きすぎるから、上手く社会に適用できない。

 

この瞑想合宿の目的は、
瞑想を人生に役立ててもらうことなので、

最後の日は会話をOKにすることで、
半分合宿、半分俗世という状態にすることで、
日常に瞑想がある生活を
擬似体験してほしいという意図が込められているのでした。

いやあ、やっぱり考え尽くされてる。

これまで何十年も世界中でやられているカリキュラムなので、洗練されています。

講座作りの勉強にもなりました。

そして、あっという間に10日目が終わり・・・

 

11日目:釈放

ついに卒業です。

朝瞑想して、最後に会場の片付けをして、記念写真を撮りました。

お世話になった先生とマネージャーとも写真撮影

先生

マネージャー

 

拙い英語で何度も聞き返したり、何回も質問しに行きましたが、快く答えていただき、本当に感謝です。

 

いやー10日間とは思えないぐらい濃かったです。
1ヶ月ぐらいに感じました。

 

そして、行きはたった一人でしたが、仲良くなった人たちとシンガポールの本島に帰りました。

 

最初は怖くて参加するか超迷いましたが、今思うと本当きてよかったです。

 

この合宿で僕は

・この先一生使える瞑想スキル
・外部に反応しない安定したマインド
・昔とは比べ物にならない集中力
・人生の指針
・海外の友達
・この地獄の合宿を10日間やり切ったという成功体験
・人に話せるネタ

・英語力
・英語をもっともっともっと伸ばしたいという問題意識

などなど、たくさんのものをいただきました。

 

そして、日本でダラダラとアニメを見てた時と違って、知らない環境で鍛えられて、たった10日間で急速に成長できたことがとても嬉しかったです。

 

ヴィパッサナー瞑想、とてもおすすめです。

将来子供ができたら絶対受けさせたいと思いました。

 

日本でも受けられるので、ぜひ頑張って10日間捻出して受けてみてください。

大変かもしれませんが、絶対に行ってよかったと感じるはずです。

1ヶ月でも6ヶ月でも1年でも、人生のなるべく早い段階で受けてください。

その後の人生変わるはずです。

 

では、長い記事、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【追伸1】

瞑想をしてからというもの、感覚が鋭敏になったせいか、スマホの電磁波的なものを感じるようになりました。

手の近くにスマホがあると、ビリビリしてめっちゃ気持ち悪いです。

スマホを使うために手で持つのも、持ってる間すごく気持ち悪いです。

体に良いもの、悪いものが体感覚で分かるようになりました。

 

【追伸2】

シンガポールの後は、フィリピンのセブ島にダイビングのライセンスを取りに行きました!

無事取れたので、これからはダイビングも趣味にしていきます。

 

海の中はとても綺麗でした。

僕は今34歳なのですが、31歳まではカナヅチで海が超嫌いだったのですが、頑張って泳げるようになりました。

その結果、クルーザーの免許もとったし、今回ダイビングの免許も取りました。

 

泳げないのがコンプレックスで海も嫌いでしたが好きになりました。

人間、何歳からでも変われます。

遅いということはありません。

ぜひ、たった一歩でも良いので足を踏み出してみてください。

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僕は年収1億円稼ぐ23歳の富裕層と出会い、
年収3000万円稼げるようになり、人生が激変しました。

昔はトヨタの本社で
レクサスの開発者をしていましたが、
今はたった一人でほとんど働かずに
上記の金額を稼いでいます。
たぶん超絶怪しいですよね。

お前には才能があったんだろ?とも言われます。
ですが、僕はもともとビジネスが
得意だったわけでもなければ、
しゃべるのも文章を書くのも大の苦手でした。

そんな僕でも自信を得ることが出来て
1年で年収3000万まで稼げるようになりました。

お店を18店舗経営もしました。

結局慣れなんですよね。
ビジネスに才能なんて要りません。
どんな人でも学んでいけば稼げるようになれる。

僕マスタングが年間3000万を稼ぐ過程を下記の記事では公開してます。

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1 個のコメント

  • 前編、後編、一気読みしました。とても興味深く面白かったです。私は新卒で18年間不動産賃貸仲介のサラリーマンをして、40歳で独立起業、現在8年目でまだまだ頑張っている零細企業の経営者です。不動産賃貸業界で働いたお陰で、富裕層も食べ物にも困る方々もたくさんの人の人生を見て来ました。私も残りの人生で少しでも社会を良くしたいと考えています。素晴らしい投稿だと思いコメントさせて頂きました。

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